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朝鮮、初出場で初優勝/国際アマ・ペア囲碁

 第11回国際アマチュア・ペア囲碁選手権大会(主催=日本ペア囲碁協会)が18、19日の両日、東京・豊島区のホテルメトロポリタンで開かれ、朝鮮のクォン・ミヒョン(19)・リム・ヒョンチョル(21)ペア(共に6段)が優勝を果たした。朝鮮選手の国際大会での優勝は今回が初めて。

 大会には、22の国と地域から32組(64人)が出場した。競技はスイス方式、五回戦で行われ、クォン・リムペアは五戦全勝。優勝が決まった瞬間、喜びの涙をこらえきれなかったクォン選手。試合後、「優勝する自信はあった」と述べ、リム選手も「囲碁を始めることに賛成してくれた祖母も、とても喜んでくれるだろう」と、喜びをかみしめていた。

 一方、南の「允珍・林東均ペアは、4位に終わった。

第5回愛知朝鮮女性文化発表会

 第5回愛知朝鮮女性文化発表会が9日、愛知県名古屋市の朝銀愛知信用組合本店6階講堂で行われ、20〜80代の同胞女性220余人が歌や踊り、書芸などの作品を発表した。
 女性同盟愛知県本部傘下の各支部では文芸サークルが盛んで、随時発表会を開いてきたが、今回は歴史的な6・15北南共同宣言を記念して行われた。第1部では60歳以上のオモニたちで構成された豊橋支部重唱サークルの歌(写真)をはじめ、チャンゴ、朝鮮舞踊など9作品が披露された。
 また押し花、書芸、パッチワーク、パンフラワーなどの作品が100点以上展示され、プロ顔負けの力作に観覧者からは感嘆の声がもれた。
 2部では東海朝鮮歌舞団による祝賀公演が行われ、参加者たちは歌と踊りを楽しみながら、これからのサークル活動を通じた支部の活性化について話し合っていた。

大阪朝高、初戦は桐蔭/全国高校サッカー

 第79回全国高校サッカー選手権大会(12月30日〜1月8日)の組み合わせが20日、決まった。初出場で同胞の期待が集まる大阪朝高の1回戦の相手は、神奈川県代表の桐蔭学園。

 大阪朝高イレブンが、全国大会初の1勝をかけて臨む注目の1戦は、12月31日(日)午後12時10分〜、川崎市の等々力陸上競技場で行われる。

今世紀中に過去清算を/民主朝鮮

 朝鮮内閣機関紙、民主朝鮮17日付は「日本は世紀の罪悪を拭うことのできない唯一の国」と題する記事を掲載した。

 記事は、「今世紀の借りは今世紀に返さなければならない」と強調し、「われわれは、20世紀に生まれた朝・日間の交戦関係をきれいに清算し、新世紀を迎えるため一貫して誠意ある努力を傾けてきた。しかし日本はこの寛大と努力にどのように応えているのか。日本はあたかも、われわれが関係改善をしなければならないかのように考え、最も基本的な問題、急務の過去の清算は眼中になく、再侵略野望の実現に狂奔している。朝鮮人民に対して犯した過去の罪を清算しない限り、日本は永遠の宿敵として残るだろう」と指摘した。(朝鮮通信)

各国駐在新朝鮮大使を任命

 最近の朝鮮中央通信によると、各国駐在大使の新たな任命が続いている。

 同通信が伝えた朝鮮最高人民会議常任委員会の政令によると、姜達善氏がシンガポール、朴東春氏がキューバ、崔炳官氏がラオス、呉南中氏がエチオピア、張明善氏がエジプトの新大使にぞれぞれ任命された。(朝鮮通信)

ソウルで保安法廃止国民大会

 「国家保安法廃止汎国民大会」が18日、ソウル駅前で開かれ、全国連合、参与連帯の会員ら250余人が参加した。

 チョン・サングォン・韓国青年団体協議会準備委員会委員長は、ハンナラ党、国家情報院、李会昌、金泳三、金用甲が統一を妨げる「五賊」だと指摘。彼らのためにいまだ保安法が存在していると述べた。

 またオ・ジョンリョル・全国連合議長は「統一を妨げわれわれの良心と思想を踏みにじるのが保安法だ。われわれの代で保安法を廃止させよう」と述べた。

 集会は同日、釜山、蔚山、全州の各都市でも同時に開かれ、国家保安法廃止国民連帯は同法廃止のための署名運動を行った。

APEC議長、朝鮮の参加支持

 報道によると、21の国と地域が参加し、ブルネイで開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会合で議長を務めたボルキア・ブルネイ国王(首相)は16日夕、首脳会合後の総括報告で、朝鮮のAPECへの非公式参加を支持すると表明した。また中国の江沢民国家主席も支持を表明し、「朝鮮はもともとアジア太平洋地域の一員で、APECの範囲だ」と述べている。

FIFA会長訪朝へ

 国際サッカー連盟(FIFA)のブラッター会長は16日、ソウル市内で記者会見し、「南北の分散開催は当事者間の政治的解決が前提となり、遅くとも(本大会の抽選が行われる)来年12月までには決定されなければならない」と語った。

 会長はまた、シドニー五輪の際に朝鮮の張雄・国際オリンピック委員会委員から平壌への招待を受けたことを明らかにした。招請状が届けば、来年3月ごろに訪朝したいとの意向を示した。

独の補償基金評価/米で賠償請求棄却

 米ニューアーク連邦地裁(ニュージャージー州)のウィリアム・バスラー判事は13日、同地裁で併合審理していた、第2次大戦中のナチスドイツによる強制労働被害者がドイツ企業を相手に起こしていた訴訟(約50件)を、一括して年末までに棄却すると発表した。ドイツ政府と企業側が共同で補償基金を設立したことを評価し、裁判を継続することで高齢の被害者が補償を受けるのが遅れるのを避けるための措置。バスラー判事は「基金の補償金は被害を埋め合わせられないが、象徴としての意味はある」と述べた。

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