広島県青商会民族文化委員会

「KYC賞」などを協議

ネットワークづくりや民族教育に寄与


 広島県青商会民族文化委員会(呉相錫委員長)の第2回会議が15日、広島朝鮮会館で行われ、同青商会の李英一会長を始めとする委員ら十数人が参加した。

 今年の9月に発足した同委員会は、民族教育や文化活動に関する情報交換や意見を募ることで、専門的な知識と力を備えた人材のネットワークづくりをはかり、同胞社会、民族教育の発展に寄与することを目的としている。

 この日は「KYC賞」について協議。この賞は、同胞社会における人材育成を目的に設置されたもので、県下の同胞児童、生徒を対象としている。

 会議では、「賞を通じて、広島のスターを育てたい」、「朝鮮学校の生徒だけではなく、日本学校に通う同胞生徒にもスポットをあてたい」、「授与の対象について幅広く意見を募り、民族教育に対する同胞の関心を喚起させたい」などの意見が出された。

 同青商会では既に稼動中の経営企画委員会とこの民族文化委員会を充実させることで、青商会活動の活性化、ひいては同胞社会に対する実質的な寄与を目指している。

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