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南の企業、日本市場に攻勢
海外の家電メーカーが日本市場に再攻勢をかけている。日経流通新聞(12日付)によると、南朝鮮や米国のメーカーの進出がとくに顕著で、取引小売店が少ない弱みを逆手に取ってインターネット直販を積極展開するなど、その手法は様々だという。
南朝鮮企業では、液晶ディスプレイで世界首位に立つ三星電子や、家電大手・LG電子が、自社の日本法人企業を介して攻勢を進めている。 三星では、3月からテレビチューナー内蔵型の液晶ディスプレイをネットのみで販売。中間流通コストを省いて10万円を切る価格を実現し、人気商品となった。またLGでは、良質で低価格の商品を提供しようと、量販店との共同開発を積極的に展開している。 こうした現象の背景には、直販という新たな消費者向け小売ルートが確立され、外資参入に追い風になったことなどがあると、同紙では分析している。 |