ビジネスに I T 活用を
東京・城南経営セミナー
東京の品川、港、目黒、大田の四商工会の共催による「第2回城南地域セミナー」が4日、東京・大井町の「きゅりあん」で開かれ、地元の同胞商工人ら五十余人が参加した。
セミナーでは、中小企業の経営診断を行っている、「潟^ナベ経営」の取締役東京本部長、中村広孝氏が、最近、注目を集めている情報技術(IT)をテーマに、「IT革命と同胞商工人のこれからの経営」と題して講演した。 中村氏は、インターネットの普及をはじめとするITの急速な進展によって、商工人の経営活動には大きな変革が起こっていると指摘。その具体例として、▽手形決済という従来の形態から電子商取引(EC)への移行▽卸業者を通さないメーカー直売によるローコスト・価格破壊の実現▽無店舗型ネットビジネスの登場――などを挙げた。 そして、ECは発展のスピードは速いが成熟途中の段階で、今から取り入れても十分に間に合うと語り、経営技術をしっかりと身に付けたうえで、ITを大いに活用してほしいと指摘。 「企業間取引がECに移っていく時代の流れに逆らわず、ネットの世界に積極的に触れてほしい。まずは、『習うより慣れる』ことが大切です」と強調した。 |