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朝・日ハンドinハンドフェスタ2000/茨城

 「第2回朝・日ハンドinハンドフェスティバル2000」が7日、茨城・水戸市の茨城朝鮮初中高級学校運動場で開かれ、同胞と日本市民約2500人が参加した。昨年の第1回に引き続き、まずは市民レベルの交流から21世紀に朝・日友好の輪を広げようとの趣旨で、総聯茨城県本部と、今年の6月に発足した日朝友好促進茨城労組協議会が共催した。

 会場には、朝鮮料理販売や民族衣装試着などの各種コーナーが並び、舞台では、生徒らによるサムルノリ(朝鮮打楽器の演奏と踊り)に続き、金剛山歌劇団と日本のミュージシャンらによる朝・日親善文化公演、県立大洗高等学校のマーチングバンド部による美空ひばりメドレーと、朝鮮の曲「リムジン江のコスモス」などが演奏され、参加者たちから好評を博した。

 ほかにも、腕相撲や縄跳び競技、ハワイ旅行などの豪華賞品が当たる抽選会が行われた。

 建築業を営む同県新治郡在住の小山省悟氏(50)は、2度目の参加。「未来を志向しながらも互いに異文化を認め合い、過去を清算しなければならないと思った」と、感想を述べた。

総聯代表、日本共産党大会に参加

 日本共産党の緒方靖夫参院議員(党中央委員会国際委員会副責任者)が2日、総聯中央を訪れ、11月20〜24日に静岡・熱海で開かれる日本共産党第22回大会に、総聯代表が来ひんとして参加するよう要請し、招待状を手渡した。

 総聯はこれを承諾し、党大会に代表を送ることを決めた。また今後、自主、平和、親善の理念に基づき、日本共産党とよい関係を築き、朝・日両国の善隣友好関係と世界平和のため協力していくことにした。

尼崎初中に投石、ガラス2枚割れる

 15日の夜10時30分頃、尼崎朝鮮初中級学校(尼崎市立花町)の1階にある宿直室と男子トイレの窓ガラス計2枚が何者かの投石によって割れるという事件が起きた。

 当時、宿直室で宿直していた同校教員によると、ソフトボール大の石が投げ込まれて窓ガラスが粉々になり、ほぼ同時に隣接するトイレからガラスの割れる音が聞こえたという。すぐに外に駆けつけたが犯人はもういなかった。宿直中の教員にケガはなかった。

 2枚のガラスが同時に割れたこと、学校の周囲に落ちていない種類の石が投げ込まれたことなどから、犯人は複数で計画的な犯行と推測されており、尼崎西署は悪質ないたずらとみて器物損壊容疑で捜査を始めた。同校では宿直を2人に増やすなど警戒している。

オルブライト米国務長官、23日から訪朝

 報道によると、米国務省は18日、オルブライト国務長官が23日に訪朝すると発表した。また中東訪問を終えて帰国する途中、オルブライト長官は機内で随行記者団に対して「(訪朝時に)金正日国防委員長との会談についても(趙明禄特使から)確答を得た」と明らかにした。

 オルブライト長官は22日にワシントンを出発し、23、24の2日間、平壌に滞在する予定。

 なお、オルブライト訪朝団の先発隊として、米国務省のトーマス・ハーバード東アジア太平洋担当副次官補を首席代表とする一行が17日に板門店経由で平壌入りした。

国交樹立へ努力/ドイツ外務次官訪朝

 朝鮮中央通信によると、最高人民会議常任委員会の金永南委員長は16日、ドイツのフォルマー外務次官と会見した。崔秀憲外務次官と駐朝ドイツ利権保護事務所のウォルフィン代表が同席し、フォルマー次官は、南北関係の前進について触れ、朝鮮人民が1日も早く国の統一を平和的に実現するよう希望すると述べた。同次官は13〜16日、ドイツの政府高官として初めて朝鮮を公式訪問。金永南委員長のほか、白南淳外相とも会談したという。

 なお同次官は17日、北京でDPA通信に対し、これまでの対朝鮮政策を修正して今後は同国との外交関係樹立に積極的に対応していく考えを表明。フィッシャー外相に「(外交に積極的な)朝鮮の姿勢を評価し、早期に本格的な外交関係樹立を模索すべきだ」と報告したという。

北側で工事開始/京義線連結で青瓦台秘書官

 報道によると、南朝鮮の金夏中・大統領府外交安保首席秘書官は17日、国会で、南北朝鮮を結ぶ京義線(ソウル―新義州)の連結、復元工事が南側に続き、北側でも始まったと明らかにした。工事用営舎が設営されるなど物資、人員の動きから判明したもので、金秘書官は「多くの軍隊が動員されており、工事は早く進行するだろう」との見通しを語った。

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