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総聯千葉殺人放火事件から2年/犯人逮捕と真相究明を
1998年10月15日未明、千葉朝鮮会館で宿直中だった総聯千葉県千葉支部の故羅勲副委員長(当時42歳)が殺害され、会館が放火された事件から2年が経過。羅副委員長の追悼式が14日、遺骨が安置されている千葉市・平和公園(墓地)で行われ、総聯活動家と同胞、「千葉朝鮮総聯役員虐殺放火事件調査委員会」(委員長=小川彰弁護士)のメンバーをはじめとする日本人有志ら60余人が参加した。 黙とうに続き、総聯千葉支部の沈載熊顧問が追悼の辞を述べた後、参加者たちは焼香し、故人のめい福を祈った。 一方、小川委員長をはじめとする調査委員会のメンバーと、総聯千葉県本部の尹東煥副委員長、県議会栗山栄子、村上克子の両県議会議員らが12日、千葉県警を訪れ、犯人逮捕と事件の真相究明に全力を尽くすとともに、今後、このような事件が2度と起きないよう対策を講じることを求める要望書を提出した。 現在、事件の手掛かりは何も得られていない。 第9回埼玉朝・日友好フェスティバル(主催=総聯埼玉県本部、日朝友好連帯埼玉県民会議)が12、13の両日、埼玉県大宮市の鐘塚公園で行われた。同フェスティバルは、地元市民に朝鮮やウリハッキョについてもっと知ってもらい、友好を深めようと9年前から毎年行われているもの。今回も埼玉朝鮮初中級学校の生徒、北関東朝鮮歌舞団が出演した文化公演、埼玉初中オモニ会と女性同盟埼玉県本部が準備したチヂミ、ピビンパ、キムチなどの朝鮮料理の屋台販売、朝鮮学校の様子を写したパネル展などが行われた。 観客は「大宮に朝鮮学校があったなんて知らなかった」などと言いながらも大きな拍手を送っていた。 同フェスティバル実行委の蟹江猛さん(49)は、「同じ地域に住んでいるのに朝鮮学校を知らない人が意外と多い。そんな人たちでも通りがけに気軽に参加できるようにと、駅前広場で9年間続けてきた。そのかいあって、今では『今年はいつやるの?』という問い合わせがくるほどに。今後も続けていきたい」と語っていた。 在日本朝鮮人東京都商工会結成55周年記念の集いが11日、東京の京王プラザホテルで行われ、総聯中央の徐萬述第1副議長、呉亨鎮副議長、同商工会の宋斗満会長をはじめ、550余人が参加した。 集いであいさつをした宋会長は、55年の間、同胞商工人の生活と権利を守ってきた1世商工人や会員らの労苦をねぎらい、今後は商工会を急速に変化する経済環境に対応できる専門家集団に、つくりあげたいとを語った。続けて行われた宴会には、渋谷守生東京都議会議長、海江田万里衆院議員をはじめとする日本の各界人士が招かれた。 朝鮮とラオス 党・国家代表団会談 朝鮮とラオスの両党・国家代表団間の会談が14日、平壌の万寿台議事堂で行われ、朝鮮労働党政治局委員候補の楊亨燮・最高人民会議常任委員会副委員長、ラオス人民革命党政治局員のサマン・ウィニャケート国民議会議長らが参加。会談で双方は両国の党と政府、人民の友好協力関係をいっそう強化発展させる問題などについて意見を交換し、完全な見解の一致をみた。(朝鮮通信) 旧日本軍の戦争犯罪、米下院で公開法案可決 同法案は1931年9月から48年12月までの間に起きた「人種、宗教、功績、政治的信条を理由とした日本軍による人体実験や迫害」に関するすべての資料の公開を求めている。旧日本軍が行った731部隊や南京事件に関する資料などが対象になる。米国では80年代、日本軍に捕えられた米国兵捕虜が、当時の満州で731部隊による人体実験の材料にされた疑いが浮上、資料の行方が注目されていた。 |