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「青年英雄道路」竣工/平壌―南浦 15〜20分で

 朝鮮中央通信によると、朝鮮労働党創建55周年に際し、平壌市と南浦市を結ぶ「青年英雄道路」の竣工式が11日、盛大に行われた。1998年11月の着工以来、仮称として平壌―南浦高速道路と呼ばれていたが、建設工事を青年たちが担当したことから、竣工式を機に「青年英雄道路」と正式に命名された。

  同道路の全長は、平壌市内・万景台の分かれ道から南浦市の入り口にいたる46・3キロ。平壌市に隣接した南浦市には西海岸最大の貿易港、南浦港がある。道路の完成により、平壌市と南浦港が車で15〜20分程度の距離となった。国の経済発展に大きく寄与することになるだろう。

 平壌の道路入り口で行われた竣工式には、道路建設に参加した青年と軍人、党創建55周年慶祝代表と共に、最高人民会議常任委員会の金永南委員長、洪成南総理をはじめ党と政府の幹部、関係部門の活動家、また党創建55周年祝賀団として訪朝中の許宗萬・総聯中央責任副議長らが参加。道路建設で偉勲を立てた青年・軍人らに送る朝鮮労働党中央委員会の祝賀文を金永南委員長が伝達し、金日成社会主義青年同盟中央委員会の李日煥第1書記が竣工報告をした。続いて党と政府の幹部らがテープカットを行った。

千葉に朝鮮学校「支援する会」

 「朝鮮学校を支援する自治体女性議員の会」(仮称)の発足を準備している千葉県下の県および市議会議員ら13人が9月30日、千葉朝鮮初中級学校を訪問した。

 議員らは全学年の授業を参観したあと、同校の歴史や教育内容について説明を受け、生徒たちの芸術公演も観覧した。女性同盟メンバーと民族教育についても意見交換した。

 千葉県では、補助金の増額と朝高卒業生の国立大学への受験資格を求め、昨年10月に県知事あてに2万余人の署名を提出。23市、2団体にも要請を行った。「支援する会」を立ち上げる議員らは、署名運動の過程で協力を名乗り出たメンバーだ。

 「朝鮮女性と連帯する千葉県女性の会」会長の栗山栄子県議会議員は、「自分の国の言葉を学ぶのは当然のこと。経済的に大きな負担を強いられている朝鮮学校の処遇改善のため、努力する」と語った。「支援する会」は28日に発足する予定。

総聯・民団合同で参加/兵庫・尼崎市民まつり

 総聯兵庫・尼崎東支部、同尼崎西支部、民団尼崎西支部が8日、尼崎市民まつりのパレードに初めて「ワンコリア統一行進団」を結成して出場した。同胞ら200人の合同チームは、2本の統一旗と「南北共同宣言支持歓迎」と書かれた横断幕を先頭に行進。尼崎初中・尼崎東初級の舞踊部生徒らによる華やかな舞い、民団青年会の勇壮な打楽器演奏が好評だった。

 総聯、民団は昨年まで別々にパレードに参加していた。総聯尼崎東支部の厳守鎬委員長は「今までは在日同胞間にも壁があったが、これをきっかけに壁を越えた交流をしていきたい」、民団尼崎支部の李鎮午団長は「祖国統一へ向け、在日として地域同胞と共にやっていく第1歩として意義深い」とそれぞれ語った。

常時携帯義務に抗議/同胞ら外登証返上

 報道によると、外国人登録法(外登法)の常時携帯義務制度などに反対する近畿や四国の在日同胞ら4人が8日、外国人登録証(外登証)の返上を宣言し、法務大臣あてに自分たちの外登証を送った。この返上運動は90年から5回目で、返上者は通算14人になったという。

 返上者の外登証は法務省から「本人に戻すように」と居住自治体に返送されているが、兵庫県と大阪市、豊中市は今年に入り、保管していた計8枚を法務省に送り返した。

日本の50万dコメ支援 洪総理、森首相に感謝電

 7日発朝鮮中央通信によると、日本政府が6日、人道的見地から朝鮮にコメ50万トンを提供すると公式発表したことを受け、朝鮮の洪成南総理は日本の森義朗首相に感謝電を送った。

 感謝電は、自然災害が数年続いた朝鮮に日本政府が今回、人道的な支援を決定したことに謝意を表し、今回、日本政府が取った善意の措置が朝・日両国人民の相互理解を図り、両国間の関係改善に寄与するものと確信すると指摘した。

鄭夢準氏、W杯韓国組織委共同会長に

 報道によると、2002年ワールドカップサッカー韓国組織委員会は7日、ソウル市内で臨時総会を開き、鄭夢準・大韓サッカー協会会長と、李衍沢・国民体育振興公団理事長の2人を共同会長に選出した。朴世直・前会長が8月に辞任した後、同委副会長の鄭氏が会長を代行していた。

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