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塩分減らし高血圧予防を
食事や運動、飲酒、喫煙、ストレスなど、長期にわたる生活習慣が大きく影響する高血圧。高血圧は動脈硬化による脳卒中、心筋梗塞などを引き起こす原因となる。 これらを予防するためには生活習慣の改善が不可欠だ。運動不足、肥満、喫煙とともに最も身近な改善ポイントは食生活だ。 体内の塩分は腎臓から排出されるが、その量が多いと腎臓から余分な塩分を排せつする負担から、血圧が高くなると考えられている。 WHO(世界保健機関)などでは、塩分摂取量は1日6グラム程度に抑えることを勧めている。私たちが普段口にすることの多い朝鮮料理や和食は、味噌やしょうゆを使用することが多く、塩分過多になりがちだが反面、「低脂肪・低エネルギー」と健康に良い面もある。その良さを生かしながら賢く減塩していこう。 塩分を少なくすると、どうしても「物足りない」「味気ない」と思いがちだがそんな時は味付けや調理法で、塩分が少なくてもおいしく感じるように工夫できる。 例えば、煮物などはだしをたっぷりと煮含ませれば、調味料は少しでも満足感が味わえ、素材そのものの味も楽しめる。酢の酸味やカレー粉、唐辛子などの香辛料のように、別の味を加えることで薄味をカバーできる。 コチュカルや果物などたくさんの材料を混ぜ込んで作っているキムチは日本の代表的な漬物であるたくあんより塩分が少ない。また、バジル、タイムなどのハーブ類やゆず、レモン、すだちなどのかんきつ類を使うと、その香りが料理の味を引き立ててくれ、減塩につながる。 焼き魚にかぼすを絞ったり、しょうゆの代わりに酢じょうゆをかけたり、鶏肉にカレー粉をまぶして焼いたり、工夫次第で減塩上手になれること間違いなしだ。 肌が新しく再生され、生まれ変わる周期は約28日間といわれている。そのサイクルが正常でなくなった状態が肌荒れ。 肌の再生機能を正常化させ、潤いのある肌を保つためにも内面からケアをすることが大切だ。 たんぱく質 肉や卵、豆腐など。新しい皮膚の細胞ができるときに必要な動物性たんぱく質。 ビタミンA レバー、ほうれんそうなど。皮膚に潤いを与える。 ビタミンB2 牛乳、納豆など。皮脂の分泌を調整し、肌を滑らかにする。 ビタミンB6 魚の油など。皮脂腺の働きを円滑にする。 ビタミンC いちごやキウイフルーツ、かんきつ類。しみ、そばかすの悪化を防ぐ。不足すると肌がカサカサに。 ビタミンE 血液の循環を良くし、皮膚の新陳代謝を助ける。ゴマや植物油など。 食べ物に気をつけるとともに、睡眠をたっぷりとる規則正しい生活を送ることが大切だ。 最近、健康食として注目を集めている麦。麦には不溶性と水溶性の食物繊維やビタミンが豊富に含まれており、大腸がんの予防や咀しゃく力向上にも効果的だ。多くの朝鮮学校では麦ご飯を取り入れており、日本全国の小中学校でも六割が給食で使用している。 麦ご飯のおいしい炊き方は、麦を容量の2倍の水に30分〜1時間つけ、普通に水加減をした米に水ごと加えて炊くこと。ぼそぼそしたイメージがある麦もこうすればふっくらと炊き上げることができる。 食物繊維の摂取量の目安は成人で20〜25グラムだが、現代人の平均量は約16グラムと少なめだ。麦で食物繊維を上手にとりながら、生活習慣病を予防しよう。 |