在米僑胞青年たちとの交流で感じたこと
新鮮な男女協働の雰囲気
8月末から9月8日までの10日間、朝青や留学同の代表ら19人が、在米僑胞青年らとの交流を目的に訪米。その一員として、ロス、ワシントンDC、ニューヨークなどを回ってきた。
ハードな日程をこなすうえで、現地の僑胞らが誠心誠意でサポートしてくれたのだが、中でも女性たちのタフさが目立った。 米国サイズの巨大なバンを転がして1日中私たちの足となり、夜には宴席を取り仕切った。交流した4団体のうち2つの代表が女性だったこと、ハーバード出のいかにも聡明そうな女性弁護士と会ったことも、在米僑胞女性らのタフネスぶりを思わせた。 無論、これだけの材料で、「在米女性は強い」と言い切ることはできないだろう。組織のリーダーシップでも何でも、在米にあるものは在日女性にもある。 ただそんな在米女性らのタフネスが、周囲とよくシンクロ(同調)し、男女の別なく協働して物事を運んでいる雰囲気がいかにも新鮮に思えた。それは私の周りにはまだ、あまり見ることができない光景だからかも知れない。 実際、交流会で在米女性から「在日同胞は男女の協働が出来ているか」との質問が出たが、答えにふさわしい実例が今も思い浮かばない。 戦争の影響などかなり特殊な事情がない限り、いかなる社会でも男女が半々、共に混ざり合って暮らしている。在日同胞社会での男女協働を阻むものは何か。男女を合わせた集団を1つの畑と見て、人材を発掘、配置する視点が、速く、広く行き渡ればいい。 (金賢記者) |