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朝鮮民話の音楽劇、日本の劇団が上演/
東京第3と板橋第10小、朝・日児童ら共に楽しむ
新年を迎え、全国各地で新春講演会が行われているなか、22日に行われた2000年度福岡県同胞商工人新春講演会(博多全日空ホテル、写真)に、昨年日本政党代表団団長として訪朝した村山富市元首相が来賓として参加し、発言した。
村山氏は、昨年に日朝国交正常化のための政府間交渉を再開させる決意で訪朝したと話しながら、「平和共存の21世紀、2000年代を作っていこう」と語った。
350人が参加した講演会では、「2000年日本経済の動向と同胞企業の対応策」(朝鮮大学校の呉民学講師)と題する講演が行われた。
朝鮮民話の音楽劇、日本の劇団が上演/
東京第3と板橋第10小、朝・日児童ら共に楽しむ
東京朝鮮第3初級学校(板橋区)と、隣接する板橋区立板橋第10小学校の児童らが15日、劇団現代座「花かご」の音楽劇「さんねん峠」を共に楽しんだ。板橋第10小の講堂で行われた公演は、両校の交流を深めるきっかけにと東京第3のオモニ会が主催した。
「さんねん峠」は朝鮮の民話。8年前から日本の教科書にも掲載されて親しまれている。公演ではチマチョゴリ、パジチョゴリを着た俳優たちが、チャンゴや歌を交え、ユーモラスな演技で子どもたちを笑わせた(写真)。
「花かご」は、子どもを持つ現代座の女性団員らが児童劇を上演しようと結成。隣国を知ろうと、10余年前から「さんねん峠」をレパートリーにし、各地の小学校などで上演している。
米国のオレゴン州と朝鮮が、姉妹都市を結ぶ準備を進めている。南の報道によると、在米同胞でオレゴン州上院議員のイン・ヨングン氏が、18日から21日まで同州を訪れた国連駐在朝鮮代表部の李衡哲大使と、姉妹都市樹立について話し合ったと25日、明かした。イン議員は、「朝鮮が候補地を通報してくれば、3、4月までに朝鮮を訪問し、オレゴン州が決定を下すことになるだろう」と話しながら、「オレゴン州は世界の牧草種子の市場占有率が80%以上。朝鮮にジャガイモの種などを送ることは、朝米関係を改善する象徴的な意味を持つ」と話した。李大使は同州を訪れた際、同州農林部や農業関係者と会い、ジャガイモ農場などを視察したという。
李大使を招待した国際救護団体の「モシコ・インターナショナル」は、3月にオレゴン産のリンゴの木1万本とジャガイモや牧草の種を朝鮮に寄贈する。
南北間の貿易規模、昨年、過去最大
南の統一省が26日、発表したところによると、昨年の南北の貿易規模が前年比50.2%増の約3億3344万ドルと過去最高を記録した。うち、売買や委託加工取引などの貿易額は同31%増の約1億8900万ドルで北側の約5400ドルの黒字。南の企業による北側での繊維類などの委託加工は約1億ドルで、前年比で40%増加した。99年は金剛山観光などの南北経済協力事業に伴い南側から北側への輸出が大きく増える一方、南の景気回復を受けて北からの委託加工品や農林水産物などの輸入も増えた。
ソウルで南北サッカー、4月にと鄭会長
南の通信社の報道によると、「大韓サッカー協会」の鄭夢準会長は26日、朝鮮側と接触の結果、今年中にソウルで南北代表チームによる交流試合をすることになったと明らかにした。鄭会長は、4月中に国際サッカー連盟(FIFA)のブラッター会長と訪北することになっており、その際、具体的な日程を詰める計画だと述べたという。
南北交流サッカーが実現すれば、1990年以来、10年ぶりとなる。