日本の戦争犯罪裁く/
2000年「女性国際戦犯法廷」へ


 20世紀は戦争と女性への暴力に満ちた世紀だと言われてきた。新世紀には世界の平和が実現し、女性らが人間としての尊厳を取り戻せるよう、2000年には、様々な国際的なイベントが開催される。

 その最も注目されるものが、12月に開催される「女性国際戦犯法廷」(「戦争と女性への暴力」日本ネットワーク主催=松井やより代表)であろう。

 日本軍性奴隷制を裁くことを明確な目的に掲げており、日本政府の法的責任を追及し、その真相を解明し、女性たちの手で戦争犯罪者を裁き、責任者処罰の道を開きたいとしている。加害国、被害国、国際諮問委員で構成する国際実行委員会が「女性国際戦犯法廷憲章」を作り、「裁判官、検事、鑑定人」などを選び、真相調査活動にもとづく証拠、証言をもとに法廷を開き、審理を経て判決を下す手順となっている。なお、南北朝鮮、中国、フィリピン、インドネシア、マレーシア、日本から関係者らが出席する予定。

 問い合わせ=同日本ネットワークVAWW―NETJapan=03・5337・4088