朝鮮会館に鉄球撃ち込まれる/4階食堂窓ガラス破損
総聯中央が本部を構える朝鮮会館(東京・千代田区)に、何者かによって鉄球が撃ち込まれていたことが、18日に分かった。
同日昼、会館4階にある食堂で、ベランダに面した窓ガラスが破損し、近くに鉄球が落ちているのが発見された。厚さ1センチの強化ガラスには穴が開き、直径約3センチのガラス片が落ちていた。鉄球は直径1センチで、ガラスが付着していた。
総聯中央では警察に通報し、現場検証が行われた。
昨年8月末に共和国が人工衛星を打ち上げて以降、日本政府などがこれを「弾道ミサイル発射」と決めつけたことから、反動勢力による反共和国・反総聯キャンペーンが巻き起こった。
朝鮮人排斥の風潮が増す中で、昨年10月には、総聯千葉支部副委員長が殺害され、千葉朝鮮会館が放火されるという事件が発生。11月には朝鮮会館と神奈川朝鮮会館に火炎瓶が投げ込まれる事件が起きた。
今回の事件も、日本のマスコミが連日「ミサイル再発射の可能性」を喧伝し、反共和国感情を煽る中で発生したと言える。
日本の警察当局は1日も早く犯人を逮捕して事件の真相を究明し、再発防止措置を徹底すべきだ。