味じまん/焼肉 炭一(東京都豊島区)
東京・上野の焼肉店で3年間修業し、昨年4月に独立、オープンした張幸則さん(28)。
7坪の店にテーブルは4つ。15、6人も入れば満員の小さな店で、土・日曜日は入れないほど。店名通り炭火焼きで、味つけはどこまでも朝鮮人に合わせた辛め。つけタレはポンズタレ。ホルモン系が中心で、人気メニューはナンコツ、ウルテ、ゲタカルビ。変わったところで塩味のチチカブ(豚のオッパイ)は絶品。値段は平均して480円から650円と手頃。ナンコツ、ホルモン、肉盛りなどのサービスセットもある。
看板に書かれている石焼ビビンバ(780円)と激辛ビビン麺(780円)も良く出る。
こんな味と値段に魅せられて1週間に1回来る近所の日本人常連客もいる。なぜか女性に人気があり、そんなお客さんの推薦でグルメ雑誌にも紹介された通好みの店。
知人に連れられてきたソウル出身の女性も「美味しい、美味しい」と何人前も食べて行った。
北の平壌焼酎と南の真露もあり、これを混ぜて「南北統一だ」と乾杯する同胞客もいる。
雑誌「イオ」の連載記事「コリアンアトラス 八道江山」を壁にズラリと張っているが、これが珍しがられて日本人客に雑誌名を良く聞かれるという。
*営業時間PM5時〜AM0時、月曜定休日、JR大塚駅徒歩5分。
TEL 03−3940−8929