共和国の広域で豪雨被害/住民らは復旧作業に
8日発朝鮮中央通信によると、共和国の多くの地域が7月30日午後から8月4日まで降り続いた豪雨と台風により大きな被害に見舞われた。
黄海南・北道と咸鏡南道、江原道だけでも9万余ヘクタールの農耕地が冠水し、うち2万余ヘクタールが流失、埋没し、5万余ヘクタールの農作物が倒れ穀物収穫の減少が見越される。また数千世帯の住宅や公共施設、5500余ヵ所の道路と千余ヵ所の橋が破壊された。さらに人命被害も出た。
とくに穀倉地帯の黄海南道では、150〜280ミリの豪雨に見舞われ、風速15〜30メートルを記録したことで最も大きな被害が出た。道では4万余ヘクタールの田畑が冠水し、5000余ヘクタールが流失、埋没して3万余ヘクタールの農作物が倒れた。
また数百世帯の住宅と公共施設が浸水し、160余ヵ所の道路と50余ヵ所の橋が破壊され交通がマヒし通信網が切断された。
咸鏡南道でも豪雨により3万2000余ヘクタールの農耕地が浸水し、数百ヘクタールが流失、埋没した。また台風により1万8000余ヘクタールの農作物が被害を受け、数ヵ所の道路と河川の堤防が破壊された。
通川、川内郡をはじめ江原道内の各地域と黄海北道も大きな被害に見舞われた。中央と地方の水害対策委員会、当該地域の住民らは、被害状況を具体的に調査し、緊急対策を立てて復旧作業を行っている。(朝鮮通信)