大阪朝高・金基文選手、ボクシング・ライトウェルター級で銅メダル


 インターハイボクシング・ライトウェルター級で、大阪朝高の金基文(3年)が3位に入り、銅メダルを獲得した。

 金は3日の初戦で、まず栃木県の強豪校・作新学院の永井秀紀を判定で下した。4日の2戦目で、徳島県・川島高校の原田剛を2ラウンド棄権勝ちで破り波に乗ると、続く5日の準々決勝でも、昨年11月の朝・日親善ボクシングで負けている東京都の友成丈(北豊島工業高校)を2ラウンドRSCで下し、準決勝に駒を進めた。

 6日の準決勝では、山形南高校の長坂純平と対戦。試合では、互いに間合いを計りながらの、緊張感あるアウトボクシングが展開された。身長、リーチで勝る金は慎重にすきをうかがいながらたびたび、先制攻撃を繰り出す。しかし、長坂もスピードある反撃で金をとらえ、一進一退の攻防が続いた。

 結局、両者とも決め手を欠いたまま、3ラウンドが終了。2−3の判定で、長坂の勝ちとなった。

 金は試合後、「相手の反撃が予想以上にスピードがあり、なかなか切り込めなかった。朝高のボクシング部は今年もインターハイで金メダルを取れなかったが、その目標は後輩に託したい」と話していた。

 なお、同競技には他に、大阪朝高から5人、東京朝高から2人が出場。大阪の金太洙(フェザー級・3年)がベスト8に入った。