温泉利用しナマズ養殖/国家計画委員会で
民主朝鮮7月10日付は、共和国国家計画委員会が、ナマズの越冬、養殖に成功したと伝えた。全国から、そのノウハウを学ぼうと関係者が詰め掛けている。
ナマズの養殖は温泉を利用したもので、160平方メートルの室内養殖場、120平方メートルの野外産卵場、1000平方メートルの養殖池を備えている。
ナマズの育成に適した水温は25〜28度で、冬の場合でも10度以下だと死んでしまう。共和国は12月から2月にかけて気温が零度を大きく下回る。
そのため、温泉水を利用することで、越冬と人工授精の技術的問題を解決することを念頭に研究を重ねてきたが、その研究に成功し、養殖を実現させた。
養殖ナマズはふ化から半年で800グラム、1年で4キロに成長する。
ナマズの肉は雪白で、味もよいことから、蒲焼やナマズ鍋としても広く親しまれている。日本ではすり身にして「つみれ」や「かまぼこ」の材料に利用する場合もある。