川崎初中の金秀煒君、少年少女囲碁全国大会出場へ/県大会優勝


 川崎朝鮮初中級学校・初級部6年の金秀煒君が、8月3〜4日に東京で行われる第20回少年少女囲碁全国大会(主催=日本棋院)に神奈川県代表として出場することになった。プロ棋士への登竜門とされる同大会に朝鮮学校生徒が出場するのは初めて。4日に行われた神奈川県大会で優勝し、出場を決めた。

 県大会は小学生の部、中学生の部の2部門、トーナメント形式で行われた。小学生の部に出場した金君の1回戦はシード。初戦の準決勝は圧倒的実力差で中押し勝ち、決勝でも昨年度県大会の優勝者を9目半勝ちで下して優勝を決めた。

 この日、金君には優勝の賞状と共に日本棋院名義の「第20期名人」の允許状が授与された。

 初級部1年の時から祖父、金三浩さんの手解きを受けてきた金君は現在、日本棋院認定2段を所有している。祖父の金さんによると「今ではもっと伸びて3段以上の実力がある」という。