東京で主席に学ぶ集い/チュチェ思想研究者らの主催で
キムジョンイル著作研究会全国連絡協議会主催の「金日成主席に学ぶ集い―主席逝去5周年を迎えて」が19日、東京・池袋の東京芸術劇場会議室で行われ、研究者ら60余人が参加した。
集いでは、記録映画「偉大な生涯の1994年」が上映された後、主催者を代表して渡辺信子・同協議会世話人があいさつし、今回の集いを機に初心に戻ってチュチェ思想を学んでいこうと呼びかけた。続いてあいさつをした総聯中央国際局の徐忠彦部長は、主席がチュチェ思想研究者と会うことを非常に喜んでいたことについてふれながら、今の日朝間の厳しい状況を市民レベルの連帯で乗り越えていこうと語った。
また、同協議会代表世話人の鎌倉孝夫・埼玉大学名誉教授が6月にモスクワで開催されたチュチェ思想と社会主義に関するヨーロッパセミナーの参加報告、朴龍・朝鮮大学校社会科学研究所副所長が主席の人類史的業績について報告した。
鎌倉氏はまず、セミナーは世界で社会主義を再建する重要な契機になったと指摘しながら、ソ連・東欧社会主義の挫折から教訓を得て、社会主義運動の戦略的目標を明示したチュチェ思想に基づき、新たな社会主義を再建・発展させるための課題などが話し合われたと語った。朴副所長は、主席の業績について(1)人民大衆が自己の運命を正しく切り開いていくことのできる現時代の指導思想の創始(2)指導者の継承問題解決(3)祖国統一運動と海外僑胞運動の発展(4)全世界の自主化実現への貢献――などの側面から指摘。また主席の遺志を具現するための金正日総書記の5年間の活動についても言及した。