共和国の仏教(5)朝鮮仏教徒連盟/世界の仏教徒と連携
全国に散らばる僧侶と仏教徒を統括するのが朝鮮仏教徒連盟(仏連)である。
祖国解放の年の1945年12月26日、平壌に結成された。
現在、共和国には60余の寺院がある。また、200余人の僧侶、1万余人の仏教徒(女性が70%)が仏教教理に従って、信仰生活を送っている。彼らの信仰の自由、民主主義的民族権利を擁護するのが主な目的だ。
仏連は、自主、平和、親善の理念のもとに、侵略と戦争政策に反対し、平和を守護する世界各国の仏教徒、国際機構と親善協力関係を結んでいる。とくに、日本、中国、インド、ネパール、タイ、スリランカなどの仏教界と連携を深めている。
また、仏連は76年7月にアジア仏教徒平和会議(ABCP、70年6月結成)に、86年11月に世界仏教協会(WFP、50年結成)にそれぞれ加盟した。アジア仏教徒会議(ABC)には90年3月の結成と同時に加盟している。こうした国際機構を通じても、世界の仏教徒との連帯を強めている。
仏連は、日本にある在日本朝鮮仏教徒協会(仏協)との関係強化にも務めており、祖国統一という共通の課題成就のために連帯を深めている。