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社協結成40周年/記念集会と学術シンポ


 在日本朝鮮人社会科学者協会(社協)の結成40周年を記念する集いが6月27日、東京・小平市の朝鮮大学校で行われ、総聯中央の権淳徽副議長と、申熙九会長をはじめとする同協会の会員らが参加した。

 共和国から同協会に国旗勲章第1級が授与されたことと、2人の会員に共和国副教授の学位が与えられたことが発表された。

 権副議長が祝辞を述べ、社協は結成以来、理論研究面で在日朝鮮人運動の一翼を担って来たと指摘。現在も在日同胞の民族性を守り、生活・権利を擁護する上で貢献していると話した。

 申会長が報告し、1959年6月28日に社協の前身である在日本科学者協会が結成されたことで、在日同胞社会科学者たちは指導者とその思想に対する信念を得ることができたと指摘。チュチェ思想を方法論的基礎として様々な分野で探求を深め、在日朝鮮人運動の発展に寄与してきたと語った。

 また、21世紀を目前にした今日、総聯と在日朝鮮人運動が求める科学理論的問題の解明が社協の重要な課題になっているとして、現実にしっかりと立脚した研究活動で、運動に貢献して行きたいと話した。

 集いに続き、学術シンポジウム「21世紀と在日朝鮮人運動」と分科別研究会(5分科)、祝賀宴が行われた。

 シンポでは、今後の同胞社会の展望などについて韓東成・朝大政経学部助教授、慎栄根・同教育学部講師、金哲秀・同政経学部講師、朴起範・総聯中央学院教務部長らがそれぞれ報告し、質疑応答が行われた。

 シンポを締め括った総聯中央の「眞求・文化宣伝局長は、在日朝鮮人運動を決定的に転換すべき時代の要請に基づき、社協も新しい世代を対象とした研究活動に全力を上げ、既存の枠を超えて、具体的・現実的見地から問題提起を行って欲しいと語った。