豊橋初中連合同窓会結成/母校を支える柱に
「豊橋朝鮮初級学校愛校会」(連合同窓会)が7日に結成され、卒業生と同胞ら150余人の参加のもと、同校運動場で結成の集いが行われた。
祖国の解放直後、豊橋では同校の前身となる大崎朝鮮人小学校をはじめ、花田、向山、小坂井などに朝鮮学校が開設された。1959年に豊橋朝鮮初中級学校として統合されて以降、486人の卒業生を送り出して来た。
しかし現在は、他の地方に移った卒業生も多く、所在はつかみ切れていない。同校では96年2月に学校創立50周年の記念行事を行い、また昨年から初級学校に移行したのを機に学校運営事業を練り直すうちに、学校を支えて行く柱として、連合同窓会をつくろうとの声が出ていた。
そこで、昨年3月に7人の卒業生有志が集まり、期別代表を選出。4月には、結成準備委員会が初の会合を持った。準備委員会では、卒業生の名簿整理を改めて行い、250人の卒業生に結成の集いの案内状を送った。
結成総会では、郭南植氏(3期)が会長に選ばれた。同会では当面、2001年の学校創立55周年に際し、大規模な行事を行うことを目標に、引き続き卒業生の所在把握に努める。