伝統的な朝中友好は不滅/労働新聞の社説

　労働新聞２０日付は、「伝統的な朝中友好は不滅」と題する社説を掲載、長い歴史の中で根を下ろし、共同の目的と理想を実現するためのたたかいの中で強化、発展してきた伝統的な朝中友好は日増しに発展していると強調した。社説の内容は次のとおり。（朝鮮通信、中見出しは編集部）

国家代表団の訪中を熱烈に歓迎

　最高人民会議常任委員会の金永南委員長を団長とする共和国代表団の訪中は、共同のたたかいの中で根を下ろし、血で結ばれた伝統的な朝中友好を内外に誇示した出来事だった。

　中国の党と政府の指導幹部と人民は、中国を公式友好訪問した共和国国家代表団を熱烈に歓迎し、誠心誠意で迎えた。

　中国共産党中央委総書記江沢民国家主席が金永南委員長を団長とする共和国代表団と接見し、両国の指導幹部間では友好的かつ同志的な雰囲気の中で会談と談話が交わされた。

　会談と談話では、両国の友好協力関係を一層発展させることと、共同の関心事となる一連の問題について意見を交換し、見解の一致を見た。

　代表団の訪中は、朝中両党、両国、両人民間の伝統的な友好協力関係をより一層強化、発展させるうえで大きく貢献し、朝鮮半島を含む東北アジア、世界情勢の全般的な発展に意義深い影響を与えた。

日増しに強化/互いに支持､協力

　朝中友好は歴史的な伝統と根を持っている。

　金日成主席は、中国人民の抗日革命と全土解放闘争時、物心両面で助けた。

　毛沢東同志、周恩来同志は、朝鮮戦争時、中国人民志願軍を派遣し、米国に反対する戦線で朝鮮人民と共にたたかった。

　朝鮮人民は金日成主席が直接築いた朝中友好を貴く思っている。

　両国の先代指導者の格別な親交関係と親しく革命的な義理は、朝中友好の不敗性の確固たる保証となっている。朝中友好はこんにち、一層強固なものとして発展している。

　伝統的な朝中友好関係は、両国の党、人民が互いに緊密に支持、協力し、革命と建設を力強く推し進めてきたこれまでの時期にはっきりと示された。

代を継ぎ発展へ/両国民の共同の願い

　こんにち、中国人民は尊敬する江沢民同志を首班とする中国共産党の指導のもと、第１５回党大会が示した課題を貫徹するためのたたかいを繰り広げている。全国の安定と団結を成し遂げ、中国の特色ある社会主義現代化建設で大きな成果が成し遂げられている。建国５０周年を迎え、中国人民は経済、文化、科学、軍事の各分野で高揚を起こしている。香港返還は、外勢によって強要された屈辱を洗い流し、失った領土を再び取り戻す出来事となる。

　朝鮮人民は、強盛大国建設のための進軍を行っている。「苦難の行軍」、社会主義強行軍を繰り広げる日々に、朝鮮人民は金正日総書記がいれば、いかなる強風が吹き試練が積み重なろうとも、社会主義強盛大国建設を勝利のうちに成し遂げられるという信念を体得した。この信念があるゆえに、朝鮮人民は一心団結の力で敵の孤立圧殺策動に負けることなく、自然災害も乗り越え、厳しい道も笑って進むことができる。伝統的な朝中友好を代を継いで強化、発展させることは、両国人民の共同の願いである。