ニュースフラッシュ
ロシア国慶節で大統領に祝電/金永南委員長
リビア大佐、スウェーデン国王にも
中国・農民日報社長らと会見/金己男党書記
南当局の「韓総連」弾圧を非難/汎青学連北側本部
6月民主抗争12周年で宣言文/南の各界人士742人
ソウル地下鉄労組委員長ら逮捕/ゼネスト強行で
最高人民会議常任委員会の金永南委員長は11日、ロシアの国慶節に際してエリツィン大統領に祝電を送り、朝ロ両国間の関係が、自主・平等・内政不干渉の原則に従って発展するものとの確信を表明した。(朝鮮通信)
10日発朝鮮中央通信によると、最高人民会議常任委員会の金永南委員長は、リビアからの米軍基地撤去29周年に際して指導者のカダフィ大佐に祝電を送った。祝電は、リビア人民はカダフィ大佐の指導の下、民族の尊厳と国の自主権を守り抜いてきたと述べ、友好・協力・連帯に基づく両国の同盟関係が、今後も引き続き強化されるものとの確信を表明した。
一方、金委員長は5日にも、スウェーデンの国慶節に際してカール16世グスタフ国王に祝電を送った。(朝鮮通信)
朝鮮労働党の金己男書記は11日、中華全国新聞工作者協会代表団(団長=孫栄仁・農民日報社長)と、平壌の万寿台議事堂で会見した。(朝鮮通信)
祖国統一汎民族青年学生連合(汎青学連)北側本部は9日、南朝鮮当局の「韓国大学総学生会連合」(「韓総連」)に対する弾圧行為を非難する声明を発表した。
北側本部は声明で、汎青学連南側本部の政策室長が「スパイ行為」を働いたとして「国家保安法」違反容疑で逮捕されたことに触れ、「韓総連」を「利敵団体」に仕立てて解体させようとするものであり、内外の同胞青年学生の統一への思いに水を差し、南の統一運動勢力を抹殺する反統一行為だと非難した。そして、南当局は「韓総連」弾圧を中止し、政策室長をはじめ青年学生を全員釈放すべきだと訴えた。 (朝鮮通信)
500万人もの学生や市民がたたかって「大統領」直接選挙制を勝ち取った、南朝鮮の6月民主抗争(1987年6月10〜29日)12周年に際し、「6月民主抗争12周年行事推進委員会」は9日、「各界610人宣言」を発表した。宣言文には、金重培・参与民主社会市民連帯共同代表、李昌馥・民主主義民族統一全国連合常任議長、権永吉・国民勝利21代表、柳鍾星・経済正義実践市民連合事務総長、李甲用・全国民主労働組合総連盟委員長、辺衡尹・ソウル大名誉教授ら、各界人士742人が署名。犠牲者の名誉回復、民主改革の徹底、不正腐敗の清算、良心囚の釈放、一方的な構造調整の中断、民衆の基本生活権の保障、南北和解の推進などを訴えた。
一方、ソウル・延世大では同日、100余人の参加の下、デモ中に犠牲となった李韓烈さん(当時20、同大2年)の「12周忌追慕祭」を催した。
南朝鮮警察は4日、ソウル地下鉄公社労働組合の石致淳委員長ら幹部5人を「業務妨害」などの容疑で逮捕、拘束した。
同労組は、全国民主労働組合総連盟の傘下労連、全国公共運輸社会サービス労働組合連合の所属労組。一方的な構造調整強行に反対する「反『政府』4・5月総力闘争」の先鞭を切って、4月19日から8日間、ゼネストを行い、その後も明洞聖堂で約40日間、ろう城を続けていた。