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高麗青磁など90点、開城地方で発掘


 5日発朝鮮中央通信は、開城地方で最近、高麗時代の文化遺物が数多く発掘されたと伝えた。

 それによると、今回新たに発掘された文化遺物は、板門郡の進鳳里、月井里、開豊郡の広沓里、長豊郡の月古里などから出土した高麗青磁と青銅など90余点。類型別に見ると、高麗青磁が13点、青磁鉢が28点、皿類が35点、青銅鏡と葉銭が17点。

 中でも、青磁菊花文瓶(高さ31.5センチ)、青磁黒花文瓶(高さ27センチ)、青磁蓮花文鉢(直径24センチ、高さ8センチ)、青磁蓮花文釦(直径3.6センチ、一辺1.7センチ、八角形)などが注目される。

 青磁菊花文瓶は、首の部分が長いのが特徴で、比較的大きい青磁瓶である。形が大きいだけでなく色彩と模様が非常に美しいことから、高麗青磁の佳作として評価されている。青磁蓮花文鉢も、このように大きい鉢がこれまで発掘された例が少ないことから、高麗磁器の形と模様の研究で意義ある遺物になる。遺物は現在、高麗博物館に陳列されている。(朝鮮通信)