ニュースフラッシュ
ユーゴ大統領らの起訴を非難/外務省代弁人
ラオス情報文化省代表団と会見/朴・名誉副委員長
キューバの新外相に祝電/白南淳外相
南の学生らの生存権闘争を支持/朝鮮学生委
「韓国労総」16日からゼネスト/労政間交渉を要求
「南の失業率減少」市民は否定的/「韓銀」が見解
共和国外務省スポークスマンは4日、オランダ・ハーグの「旧ユーゴスラビアの戦争犯罪に関する国連国際裁判所」が5月27日、ミロシェビッチ大統領らを「戦犯」として起訴したことを非難する談話を発表した。
同スポークスマンは、主権国家の首班を不当に起訴し、国連加盟国の自主権を力で抹殺するのは前代未聞の専横であり、このような行為が黙認されれば、小国への空爆行為は今後も一層横行するだろうと指摘。2ヵ月以上にわたる無差別空爆で多くの市民を殺害したり、避難民に追いやった行為こそ、真に起訴されるべき戦犯罪だと強調した。そして、共和国はコソボ問題の平和解決を願い、尊厳と自主権を守るためにたたかうユーゴ人民に変わらぬ支持と連帯の意を送ると述べた。(朝鮮通信)
最高人民会議常任委員会の朴成哲名誉副委員長は3日、ラオス情報文化省代表団(団長=ブア・バン・ウォラクン次官)と、平壌の万寿台議事堂で会見した。朝鮮公報委員会の呉成鉄副委員長とカムケ・サイニャケウ駐朝ラオス大使が同席した。(朝鮮通信)
3日発朝鮮中央通信によると、白南淳外相はキューバのフェリッペ・ペレス・ロケ新外相に祝電を送り、両国間の伝統的な親善関係が一層発展するものとの確信を表明した。(朝鮮通信)
朝鮮学生委員会スポークスマンは3日、国際通貨基金(IMF)の支援体制下の南朝鮮で失業者となった大卒者や大学中退者、休学中の大学生らが、相次いで反米・反「政府」闘争に臨んでいるのと関連し、これを支持する談話を発表した。
同スポークスマンは、彼らのたたかいは生存権と学ぶ権利を守ろうとする正当なものであり、南当局のいかなる弾圧も通じないだろうと指摘し、各国の進歩的青年学生たちが、彼らのたたかいに声援を送るよう訴えた。(朝鮮通信)
「韓国労働組合総連盟」(「韓国労総」)は2日、傘下組合代表者会議をソウル・汝矣島の労総会館で開き、今月16日からゼネストに突入するとの立場を再確認した。朴仁相委員長は席上、一方的な構造調整の中止や労使間協議の保障などの問題を協議する「労政中央交渉」に応じるよう当局に求め、これらの要求が履行されなければゼネストもやむを得ないとの意志を明らかにした。
「韓国銀行」は1日、南朝鮮の失業率の推移に関する報告で、統計庁が毎月発表する失業率は減少傾向にあり、雇用状況は好転しているように見えるが、一般市民は「数字と現実が掛け離れている」と否定的に捉えているとの見解を示した。
報告では、整理解雇による失業者に加え、長引く不況に悲観して、労働能力はあるのに自ら就職を放棄した「失望失業者」や、日雇労働者などの「不完全失業者」が増加しており、当局発表の数字には表れない「体感失業率」が深刻化しているからだと分析している。これについては労働者からも「失業率が減ったのは、就職・復職をあきらめた人が増えたからで、決して景気が回復したからではない。当局はこうした実態を把握し、雇用対策を徹底すべきだ」との声が上がっている。