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平壌・労働者サッカー大会/民主労総が選手選考へ


 北の朝鮮職業総同盟(職総)と南の全国民主労働組合総連盟(民主労総)の合意のもと、今年8月10日に平壌、来年8月にソウルで開催される「統一念願 北南(南北)労働者サッカー大会」に向け、民主労総では6月から7月にかけて、平壌での試合に出場する選手の選考作業が行われる。

 民主労総スポークスマンの5月20日の発表によると、6月5日から7月3日までの間に、各地域の傘下労組チームによる予選を行い、勝ち残ったチームによるベスト4決定戦を7月11日、準決勝戦と決勝戦を7月17日、それぞれソウルで行って、最終順位を確定する。代表選手はこの4チームから選ばれるが、人数の割合は順位に応じて決められ、優勝チームから最も多く選ばれることとなる。

 南側推進委員長の李奎宰副委員長兼統一委員長は、今大会は「純粋な南北民間級スポーツ交流として、非常に大きな意義を持つ」(ハンギョレ新聞5月7日付)と指摘した。

 南の世論も「スポーツは他の分野に先駆け、分断の壁を越え、南北が一つであることを確認するものとなってきた。毎年8月を前後して、一方で統一への熱気が高まると、南当局は汎民族大会の開催などに硬直した態度で応じてきたが、今大会こそ南北和解の機会となることを期待する」(同)と、大会を通じて統一への機運が高まることに大きな関心と期待を寄せている。