22日から新宿三越美術館で、写真展「岩橋崇至 山の世界」
山岳写真家の岩橋崇至さんの写真展「槍・穂高、白頭山、ロッキー 岩橋崇至山の世界」が、東京・新宿の三越美術館(南館7階)で22日から30日まで開かれる。
今回の写真展はこれまで撮り続けた「山の世界」の中で代表作となる山を選んだものだ。とくに、岩橋さんが学生時代からあこがれていたという白頭山は、朝・日に国交がないため、1991年に登山するまでは「幻の山」だった。
ユーラシア大陸最後の秘境と言われる白頭山。この名山を7回、延べ260日間かけて撮り続け、山の四季を約3万枚のネガに収めた。
95年2月には、東京・銀座のマリオンで白頭山だけの単独の写真展を開き好評を博した。さらに、93年に南朝鮮で行われた「大田EXPO93」で開催された「白頭山」展には50万人が訪れ、大反響を呼び、朝鮮民族にとって白頭山が特別な山であること実感したという。
白頭山に登った岩橋さんは「大陸的なメリハリのある四季の移ろいと豪快でシャープな山容に触れることができたのは最高の幸運」と言う。
今回の写真展で、山の雄大な姿に触れると、「自然に対する感動は、共通の言語」であるという岩橋さんのメッセージが1枚1枚の写真から伝わるだろう。
入場料=一般1000円、大学・高校生800円、中学・小学生300円(税込)