共和国女子、手堅く全勝で1部昇格/アジアバスケットボール選手権
1〜9日に静岡県の草薙総合運動場体育館で行われた第18回女子アジアバスケットボール選手権大会で、9年ぶりに国際大会に出場した共和国代表チームは、2部で全勝優勝を果たし、1部昇格を決めた。「アジア制覇」を当面の目標に掲げての再出発は、幸先のよいスタートとなった。
共和国代表チームは9年前の第13回大会でも2部で優勝し、1部に昇格していた。長い間不参加だったため再び2部に落ちたが、かつての実力派の復帰には関係者の注目が集まった。
共和国の持ち味は、今大会での総得点の4分の1を稼いだポイントゲッターの李明花、フォワード桂銀京、センターフォワード徐英姫らを軸にした「攻めのバスケ」。速攻と強いプレッシャーで相手を揺さぶり、左右から果敢に得点を狙う。また、今回は負傷のため出番が少なかったが、202センチという大会最長身の李敬淑も人々の目を引いていた。
試合では、格下が相手だったとは言え、「3点シュートの多用」という今大会での技術的課題に積極的に取り組みつつ、3試合すべてで圧勝したことは、十分な成果だったと言える。尹成範団長(共和国体育省副相)ら関係者も、「所期の目標を達成でき、満足している」と声を揃える。
リバウンド処理などでは弱点が見られたが、林成植監督は「技術的な面は今後も、着実な進歩を心掛ける。より多様な攻撃パターンを駆使できるようにしたい」と話す。
第19回大会の開催は2年後。まずは中国、日本、南朝鮮などの1部上位チームを相手に、どこまでたたかえるかが注目される。