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第1回広島同胞朝鮮料理店経営セミナー


 第1回広島同胞朝鮮料理(飲食)店経営セミナーが4月19日に広島市内で、20日に福山市内で行われ、両日合わせて50余人の同胞が参加した。不況の中、料理店経営の活路を求めている同胞業者に適切な情報と知識を提供しようと、県商工会と福山尾道商工会がそれぞれ主催した。

 セミナーではまず、在日本朝鮮人商工連合会の呉州棟商工部長が「全国同胞朝鮮料理店の傾向性について」と題して講演。経営者自身が奮起して経営方法を研究する必要性を強調すると同時に、同胞業者は相互扶助の精神で、団結して不況を乗り越えようと話した。

 続いて、経営コンサルタントの押野見喜八郎氏が最近の消費者ニーズと、それに合わせたメニューづくりについて講演。自店のポジショニングに合わせた適切な価格設定、他店にない独自のメニュー開発などによる「顧客満足」の追求といった方向で、発想の転換を図って行く必要性を指摘した。