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第3回在日本朝鮮人関東地方柔道大会


 第3回在日本朝鮮人関東地方柔道大会が4月25日、東京の講道館で行われた。

 3人1組の団体戦には、東京(A、B)、神奈川、埼玉、朝鮮大学校(A、B、C、D)の計8チームが参加した。

 4チームずつ2組に分かれて行われた予選リーグの結果、東京Aと神奈川、朝大B、埼玉が決勝リーグに進出した。

 昨年の大会では、予選を勝ち抜きながら東京勢に行く手を阻まれ決勝に進めなかった朝大だが、今大会では姜星峰、李昇龍、金哲圭の3年生トリオが活躍。準決勝で神奈川を下し、埼玉に勝った東京Aとの決勝戦に、必勝の意気込みで臨んだ。

 試合では、まず東京のエース、金裕士選手が朝大の金哲圭選手に手堅く1勝した。続く中堅戦では、朝大の姜星峰選手が一本勝ち。しかし、勝負のかかった大将戦では、東京の宋善雄選手が優勢勝ちし、優勝を決めた。

  一方、16人が出場した個人戦でも、決勝は、得意の内股刈りで破竹の進撃を見せた朝大の姜星峰選手と東京の金裕士選手の対戦となった。

 結局、一瞬の機をとらえた金選手が背負い投げで一本勝ちし、3連覇を果たした。

 東京柔道協会の宋賢哲副会長は、「大会も3回目を迎え、全般的に水準が上がって来た。とくに個人戦は中央大会に匹敵するレベルだった」と評した。

 熱戦の末、惜しくも優勝を逸した朝大柔道部だが、部員らは「練習の成果を出せたので悔いはない。6月の中央選手権では必ず優勝し、黄金時代を築きたい」と話していた。

 

成績

団体戦 (1)東京A       (2)朝大B         (3)神奈川        (4)埼玉
個人戦 (1)金裕士(東京) (2)姜星峰(朝大) (3)金伸賢(朝大)、玄光寿(東京)