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視点


 新緑の季節。ゴールデンウィークに各地の多くの支部や分会の登山クラブでは山登りやハイキングを予定しているのでは。他の集いには参加しなくても、山登りだけには参加するという同胞もいるという。

 自然の中を歩き、山の頂きに立つと身も心もリフレッシュでき、明日への活力も湧いてくる。

 連休中の全国の山岳への予想登山者は15万7500余人という。トップは北アルプスで8万3900人、次いで神奈川県丹沢が3万6000人、山梨県の秩父山系が2万6600人。

 中高年の登山ブームだが、山を歩いている限り怪我や死はつねに付いて回る。先日も浅間山で60代男女4人の遭難があったばかり。

 事故防止には、体力と登山技術の向上が大事だ。体力が無く疲れてしまうと捻挫、ひきつり、注意散漫、意欲減退などの現象が起き遭難に繋がる。中高年からでも日常生活に留意し、自分にあった鍛練をすればそれなりに体力は向上する。

 また山登りの原則は自己責任。自分でリュックを担ぎ、自分の足で登り切る。仲間はいても自分がすべてであり、基本的に誰にも寄り掛からない姿勢や覚悟が必要だ。

 日常的に体力と調子を整え、装備をしっかり整え確実にこなせるようにしておく必要がある。このような覚悟と準備、注意があって初めて安全にじっくりと山を楽しむことが出来る。楽しく思い出に残る山登りやハイキングの便りを一杯送って下さい。(喜)