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東京で周辺事態法案に反対する市民集会


 「戦争の足音が聞こえる−『周辺事態』になったら! どうなる練馬は日本は?! 4・17のつどい」が17日、東京・練馬区の日本キリスト教団大泉教会で行われ、日本市民ら80余人が参加した。

 横田勲牧師が挨拶し、今国会で論議されているガイドライン関連法案は、朝鮮半島で戦争が起きた場合、米軍ととともに自衛隊が参戦でき、日本全土が米軍の軍事基地になることを意味すると述べた。また朝鮮半島を侵略し、分断の責任を果たしていない日本政府が今共和国に対してやるべきことは過去を清算し、友好を深めることだと強調した。

 東京大学の弓削達名誉教授は、日米安保体制の再検討などが持ち上がる度に日本政府は朝鮮半島情勢を悪用してきたと述べ、冷静な情勢分析が今求められていると指摘した。

 脱軍備ネットワークキャッチピースの田巻一彦編集長は、米軍は日本列島を兵站基地にするため日本の港湾、空港施設の提供、日本国内の道路輸送基地の整備、物資の提供などを義務化し、官民を挙げて支援する体制を法制化しようと画策しているとしながら、日本は北朝鮮の脅威を口実にした朝鮮侵略戦争に加担すべきではないと強調した。

 集会ではガイドラインと有事立法に反対する100万人署名運動を活発に繰り広げようとの行動計画が発表された。