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岡山で共和国農業の実情と展望の講演会


 「ウリナラ農業の実情と展望について」と題した在日本朝鮮人科学技術協会(科協)中四国支部主催の講演会が17日、岡山市の朝銀岡山本店講堂で行われ、同支部の朴鍾一会長をはじめ会員と同胞商工人らが参加した。

 講演会では、祖国の複合微生物肥料工場の様子を収めたビデオを上映。続いて、科協中央副会長の玄丞培博士の講演が行われた。

 玄副会長は、祖国の農業環境が稲作をはじめ農産物の成育と栽培にとっていかに厳しいものかについて指摘し、近年の異常気象による被害にも言及した。

 また、在日同胞の支援によって進められている複合微生物肥料農法の有効性について解説。必要な原料やエネルギーなどが容易にまかなえるだけでなく、地質の向上、農産物の耐病・耐寒性の向上、環境浄化のメリットもあることを強調し、祖国で推進されている2毛作やジャガイモ栽培もこの農法の確立によって可能になった、と話した。

 参加者らは「祖国の食糧問題については心配していたが、少し展望を持てた。これからもできる限りの支援を行っていきたい」と話していた。