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南当局は不当介入するな/南北船舶衝突事故で共和国船舶会社が談話


 朝鮮妙香海運チャーター船中継社スポークスマンは4日、共和国の貿易貨物船、マンポク号と、南朝鮮・現代グループの貿易貨物船、現代デューク号の衝突事故(3月31日)と関連して談話を発表し、次のように指摘した。

 この事故でマンポク号が沈没し、船員39人中、37人が行方不明となったが、2人が現代デューク号に救助された。われわれはシンガポール駐在のわが社の代表部の社員を至急コロンボに派遣し、事故の実態を調べるとともに、船員2人を連れて帰る措置を講じた。しかし、南「大使館」の書記官2人を含む3人は、わが社の社員の乗船を妨害して船員2人に会わせず、甲板上に出ていた2人を無理やり船内に連れ戻す行為まで働いた。

 民間船舶同士の事故に当局が介入してわが社の正当な活動を妨害した上、同僚と会って慰労し、事故の実態を調べることすら阻むのは、非人道的で非道徳的な行為と言わざるを得ない。

 南では今、誰それが「警笛信号」を「無視」したため事故が起こったなど、わが社に事故の責任があるかのように事実を曲げて一方的に報道されている。

 シンガポール港を3月26日20時に出港したマンポク号は速度が11ノットしか出ないが、同じ港を3月29日22時20分に出港し、同じ航路を航行した現代デューク号は26.2ノットであり、これは現代デューク号がわが社の船を追いかけてきたことを立証している。

 現代デューク号が船首左舷に若干の損傷のみ受けた反面、マンポク号はその場で沈没したことは、どちらが加害者でどちらが被害者かを明白にしている。

 南当局は、事故に割り込んで不純な政治目的を追求してはならない。われわれは、当局はもちろん第3国や第3者が介入せず、当事者同士が同胞愛と人道主義的立場から問題を解決することが、最も合理的だと認める。(朝鮮通信)