sinboj_hedline.gif (1986 バイト)

平壌―南浦間高速道路の建設工事、急ピッチ


 共和国では今、首都・平壌と西海岸の貿易港湾都市・南浦を結ぶ高速道路の建設が急ピッチで進んでいる。完工目標は朝鮮労働党創建55周年を迎える2000年10月10日だ。

   ◇    ◇

 新たに作られる道路は、総延長46.3キロ、道路幅48メートル。既存の平壌―南浦間道路に沿って作られるが、道路幅を広めに取り、両脇に幅18メートルの歩道や縁石、緑を作っている。数十万世帯の大規模な住宅地を周辺に建設することを念頭に置き、平壌市内の光復街のように設計に余裕を持たせている。

 これまでに建設された平壌―開城、平壌―香山間の高速道路は一直線だったが、平壌―南浦間高速道路は坂の勾配を低くした分、曲り道が多く設けられ、青山里などの主要協同農場、千里馬降仙製鋼連合企業所などの主要工場、周辺の軽工業地帯などを通っていくように設計されている。

 完成すれば、交通の便は格段に良くなり、物流も活性化、経済発展と人民生活向上に大きく寄与するものとなる。平壌を中心とした首都圏を南浦まで拡大することも見据えている。

 建設現場では、各地の道、市から来た5万余人の青年たちが連日、工事に励んでいる。青年たちと寝食を共にしながら工事に従事している金日成社会主義青年同盟中央委員会のキム・チョルホ指導員(34)は「若い力で工事をしっかりとやり遂げる決意にあふれています」と語る。

 青年たちは出身地域別に各区間を担当し、競い合いながら工事を進めている。「慈江道の模範を全国の青年たちに示そう」「平壌青年の気概を見せよう」などのスローガンを掲げ、作業は順調だ。(写真と文・本社記者姜民牛)