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パンフ紹介/周辺事態法―この新たな朝鮮侵略の脅威 鎌倉孝夫著


 埼玉大学名誉教授で日朝友好連帯埼玉県民会議議長を務める鎌倉孝夫氏が、今年1月に「朝鮮半島をめぐるアメリカと日本」と題して行った講演内容をまとめたパンフレット。

 昨年8月の共和国初の人工衛星打ち上げ以降、日本では「北朝鮮脅威論」、「朝鮮半島有事」が声高に叫ばれている。一方で、新しい日米防衛協力のための指針(ガイドライン)関連法案である周辺事態法成立に向けた動きが加速化している。

 パンフレットは(1)拡大する米多国籍企業のアジア支配(2)さしせまる朝鮮侵略危機(3)侵略戦争態勢復活にむかう日本(4)アジア民衆と連帯し、「内なる敵」と闘おう――の4章からなっている。

 周辺事態法の問題点を明らかにしながら、日本が戦争への道に突き進むことに警鐘を鳴らしている。また、「北朝鮮脅威論」との密接な結びつきを構造的に分析した。

 「ほんとうに日本がアジアの平和を欲するのであれば、まず日本自身が平和に徹する国になろう。ほんとうにアジアの諸国を信頼し、アジアの民衆を尊重し信頼し、そのうえで日本自身がアジアの民衆から、そして朝鮮民主主義人民共和国から信頼される国になろう」との著者の結びは示唆的だ。

  頒価=500円、取扱・頒布=資料センター本郷、TEL 03−3814−4084