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共和国に飛来する珍鳥、10種を新たに確認


 3月26日発朝鮮中央通信によると、共和国の山野に珍鳥が飛び交っている。

 自然保護連盟動物保護協会の調査資料によると、ここ数年間だけでもシロチドリ、コマドリ、キタチドリ、アカアシオオミズヤナギドリなど10余種の鳥が新たに確認された。

 昨年は世界的に有名なヘラサギ190余羽が平安北道・定州沖の小甘島をはじめ多くの島に群をなして飛び交い、数十個の巣をつくって多くの卵をかえした。

 国際的な一斉調査の結果、昨年末現在、世界的にヘラサギの数は550余羽程度にすぎなかった。

 絶滅の危機が叫ばれたキタタキ、ツル、ブッポウソウ、ハクチョウ、コウノトリ、ノガンのような世界的に貴重な珍鳥も、より快適な生息地を求めて共和国の山野や海辺に引き続き飛来している。

 従来からいた鳥の数や種類、その生息地も増えている。田畑に面した低い山や高山のふもとに生息していたキジは、海抜1500メートル以上の山岳地帯や都市中心部、公園、海辺の小島や無人島にも生息している。

 冬季に大同江や瑞興湖など大小の河や湖に飛来するアヒルの群だけでも数万羽に達する。カモメも40〜50羽ほどの群をなして大同江支流にまで飛来している。

 現在、共和国には約400種もの鳥がおり、全国各地に鳥のエサ場、巣箱、休息場などが数多く設けられている。

 東海岸には10個の海鳥繁殖保護区がある。

 共和国の特産物であるキタタキや国際保護対象となっている37種の鳥は天然記念物に指定され特別に保護されている。(朝鮮通信)