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南の2大労総、構造調整強行に抗議


 南朝鮮当局と企業による一方的な構造調整強行に抗議する労働組合のたたかいが、激しさを増している。

 全国民主労働組合総連盟(民主労総、李甲用委員長)は3月27日、ソウルをはじめ主要18都市で「対政府総力闘争決議大会」を一斉に開いた。

 1万余人が参加したソウル・宗廟公園での大会では、「政府」は労組側からのたび重なる対話提案をことごとく拒否し、大量解雇など労働者への不当な弾圧を大々的に行っていると非難。一方的な構造調整と整理解雇の即時中止、労働時間の短縮など、雇用安定・労働条件改善策の実施を訴えた。この後、参加者は明洞聖堂までデモ行進した。

 民主労総は大会で、当局が労組側の要求を受け入れない場合、4月中旬〜5月に傘下全労組を動員し、ゼネストを含む反「政府」総力闘争に臨むと明言した。

 一方、「韓国労働組合総連盟」(「韓国労総」、朴仁相委員長)も翌28日、1万余人の参加の下、ソウル・龍山駅広場で「一方的構造調整の阻止と生存権死守のための全国労働者大会」を開き、反「政府」闘争を展開することを決議した。

 「韓国労総」は、当局が雇用安定問題に関して月末までに納得し得る態度を表明しない場合、かねてから示唆していた労使政委員会からの脱退を4月初めに決行し、すでに脱退した民主労総と連帯して反「政府」総力闘争に突入すると警告。構造調整の中止や40時間労働の法制化など6項目の要求を提示した。また、雇用安定策を協議する場でありながら有名無実化した労使政委を解体するためのたたかいも新たに行っていくと明らかにした。