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小渕総理の南朝鮮訪問で、南の市民ら反対集会とデモ


 小渕総理の南朝鮮訪問(19〜21日)に反対する南の市民や学生の集会やデモが連日相次いだ。

 民主主義民族統一全国連合や経済正義実践市民連合など九つの在野・市民団体は19日、小渕総理の南訪問に反対する集会をソウルのタプコル公園で開いた。

 集会では、新「日米防衛協力のための指針」(ガイドライン)関連法案制定の動きについて触れ、「朝鮮半島『有事』の際の自衛隊の作戦領域を東南アジア全域に拡大するなど、米日の軍事力によって朝鮮半島の平和が脅かされている」と指摘。南当局は、小渕総理の訪問を機に、日本の軍事大国化、軍国主義復活の動きに積極的に対応すべきだと訴えた。

 一方、「民衆の基本権保障と良心囚釈放のための共同対策委員会」は同日の会見で、小渕総理は南訪問を通じて「従軍慰安婦」問題について公式に謝罪し、誠意ある補償をすべきだと強調。20日には同委員会と「韓国大学総学生会連合」所属の学生計200余人が、ソウル・明洞聖堂での集会の後、デモ行進を行った。

 小渕総理が20日に講演を予定していた高麗大では19日、総学生会が集会を開き、「過去に対する日本の反省と謝罪なくして、未来志向の『韓日関係』などあり得ない。不平等な『韓日漁業協定』を破棄して過去の植民地支配に対して謝罪しない限り、講演はさせない」と主張した。講演は結局、予定通り行われたが、校内には「小渕総理の訪問に反対する」と書かれた横断幕が掲げられ、学生200余人が入校を正門で阻止しようとした。