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民主労総、10万同時多発集会を予定


 全国民主労働組合総連盟(民主労総)は9、10の両日、「全国単位労組代表者研修会」を開き、構造調整と整理解雇の中断、労働時間の短縮、社会安全網の構築、産別交渉の保障など4項目を南朝鮮当局と財界に要求していくことを決めた。この要求が受け入れられない場合、3月末から4月にかけて対「政府」総力闘争を展開する。11日に民主労総が記者会見し明らかにした。

 会見によると、民主労総は14日の公共部門労働者の闘争を皮切りに、病院労連企画予算委員会抗議集会(19日)、金属産業連盟の時限スト(25日)、事務金融労連傘下・生命保険会社労組のスト(27日)などを予定しており、27日には10万人規模の同時多発集会を南朝鮮全域で開く計画だ。4月中旬からのゼネストの展開、ソウルでのメーデー集会なども予定している。

 民主労総は記者会見で、「政府との交渉は望むが、整理解雇と構造調整の道具と化した労使政委員会への復帰を前提に労働部が主張する労政交渉には絶対に応じない」と強調した。

 

「全国公共連盟」が結成

 民主労総傘下の公共連盟、公益労連、民主鉄道労連の3公共労組は14日、統合組織である「全国公共運輸社会サービス労働組合連盟(全国公共連盟)」を結成した。

 ソウル・龍山駅前広場で行われた出帆式には約1万人が参加。決議文は「総力闘争で政府の一方的な構造調整と整理解雇を阻止しよう」と訴えた。出帆式の後、参加者らはソウル駅までデモ行進した。

 「全国公共連盟」は「韓国通信」、ソウル地下鉄など109の労組、10万余人の労働者を網羅している。民主労総傘下の組織としては2番目に大きい。