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朝鮮中央通信、2000年問題で南の発言非難


 【12日発朝鮮中央通信】南朝鮮当局者が最近、われわれの軍事装備が「2000年にコンピュータの誤作動によって偶発的事故を起こし兼ねない」というデマを流している。南の現執権者は元ニューズウィーク東京支局長とのインタビューで、これと関連して「北側も2000年問題に敏感になるべきだ」と言い、国防長官はこれに先立ち、われわれの武器の「2000年コンピュータ誤作動」防止のために「技術支援」する用意があると語った。

 南当局は、われわれの軍隊が旧ソ連製の武器システムを取り入れたため「コンピュータ誤作動」が生じるとし、この問題を解決するためにロシアに協力を要請する騒ぎまで起こした。

 南当局は、われわれの軍備の質的水準と統制システムが遅れているという印象を植え付け、対外的にわれわれの軍隊の威信を傷つけようとしている。しかし朝鮮人民軍は、国産の現代的な攻撃・防御手段とともに、それに伴う朝鮮式の指揮・統制システムを整えており、いかなる事態にも主動的に対処できる。

 南当局は、自らの軍事システムの「コンピュータ誤作動」によって危険な事態が生じた場合、その責任をわれわれに押しつけるために事前にわれわれの「コンピュータ誤作動」説を流している。

 見過ごせないのは、ある国がこの問題と関連して、朝鮮はもちろん南朝鮮も含む関係国と多方面での協力をしていくといった事実だ。

 朝鮮半島の平和保障に関心があるならば、利己的打算をするのではなく、問題の本質を正しく見て理性的に行動し、相手を刺激する言動を慎むべきだ。(朝鮮通信)