泰川3号発電所建設に着工
労働新聞2月24日付によると、平安北道の泰川水力発電総合企業所3号発電所の着工式が2月23日、現地で行われた。
着工式には朝鮮労働党平安北道委員会の金平海責任書記、同道人民委員会のチャン・ユンソン委員長、内閣の委員会、省の関係者、建設者らが参加した。
3号発電所は、2号発電所から流れる水を利用して、泰川一帯の電力問題を解決するために建設される。完成すれば水上輸送のための有利な条件が整うとともに、灌漑用水も確保できる。
金正日総書記は1月18日に同企業所を現地指導した際、拡張工事を行っている2号発電所を見て回り、発電所建設と電力生産の状況を把握した後、電力生産を優先させるのは人民経済を飛躍的に発展させるうえで最も重要な問題であると述べ、国家の電力増産における課題を示した。
また緊迫した電力問題を円滑に解決するためには、既存の発電所で電力生産を正常化させるとともに、新たな大規模水力発電所を建設しなければならないとし、3号発電所は道が担当して建設するよう語った。
今年元旦の共同社説では、中小型発電所を引き続き建設することを呼びかける一方、建設中の大規模水力発電所を出来るだけ早く稼働させるよう強調している。
共和国では現在、安辺青年発電所、興州発電所など10余ヵ所の大規模発電所を建設している。
2月19日発朝鮮中央通信は、建設建材工業省の職員が総書記に手紙を送り、来年10月10日の党創建55周年までに全国で建設中の大規模水力発電所を操業させる決意を表明したと伝えた。