ニュースフラッシュ
リビア共同体宣布22周年で祝電/最高人民会議常任委員長
平壌で朝鮮人民軍中隊長大会
民主労総1万人が反「政府」集会/構造調整に抗議
中国・吉林市友好代表団が訪朝
南の失業率、過去最悪の8.5%/失業者176万人
南当局の「漁業協定」批准に抗議/漁民の代表ら
最高人民会議常任委員会の金永南委員長は2日、リビアでの共同体宣布22周年に際し、指導者のカダフィ大佐に祝電を送り、反帝自主共同闘争で結ばれた両国間の親善協力関係が引き続き発展することを信じると述べた。
また、これに先立ち2月28日には、ボスニア・ヘルツェゴビナの国慶節に際し、同国常務委員会のラディシッチ議長に祝電を送った。(朝鮮通信)
朝鮮人民軍中隊長大会が2月27、28の両日、平壌体育館で開かれ、人民軍次帥である趙明禄総政治局長、金永春総参謀長、金鎰武l民武力相、李勇武、全在善、李河逸、朴基瑞、李鐘山、金竜淵の各氏、人民軍の軍種、兵種の司令官らが参加した。
大会では、1991年11月の人民軍中隊長大会以降、党の軍事路線を掲げて人民軍の基本戦闘単位である中隊を強化するうえで遂げた成果と経験を総括し、革命武力の発展と新時代の要求に即して、中隊の戦闘力強化で新たな転換を起こす課題を討議。金日成主席が1973年10月11日の人民軍中隊長・中隊政治指導員大会で行った演説「人民軍の中隊を強化しよう」の録音テープを聴取した。(朝鮮通信)
南朝鮮の全国民主労働組合総連盟は2月27日、さる24日の労使政委員会脱退表明後、初の大規模な反「政府」集会を、ソウル・宗廟公園で開いた。傘下の全国金属産業労働組合連盟の労組員7000余人と起亜自動車の労組員3000余人の計1万余人が参加した。集会では、労使政委脱退は「政府」が労使政間の合意事項を履行せず、一方的な構造調整など、労働者の権利を踏みにじる行為を続けてきたからだと指摘、構造調整の中止や労働時間短縮などの措置を「政府」が講じるよう訴えた。また「3・4月総力闘争」に積極的に臨む意向も表明した。
「雇用・失業対策、財閥改革、国際通貨基金(IMF)への対応のための汎国民運動本部」のメンバー500余人も同日、ソウル・光化門前で集会を開き、IMF体制の撤回、整理解雇の中止、「国家保安法」撤廃を訴えた。両集会の参加者は集会後に合流、ソウル駅までデモ行進した。
中国・吉林市友好代表団(団長=田学仁・中国共産党吉林市委員会書記)が2月26日、空路平壌に到着した。(朝鮮通信)
南朝鮮統計庁は2月26日、1月末現在の失業率が前月比0.6ポイント増の8.5%、失業者数は同9万7000人増の176万2000人に達したと発表した。失業率は1983年7月の月別調査開始以降、最悪の数値で、卒業・就職シーズンに入った2月にはさらに悪化すると見られる。
南朝鮮の全国漁民総連合会会長をはじめ漁民代表20余人は2月23日、「国会議事堂」を訪れ、当局が「国会」で「韓日漁業協定」を批准したことについて、「『政府』の事大的な対処のせいで海が奪われ、漁民の被害も増えるはめになった」と非難した。また、金善吉・海洋水産部長官に対し、「政府」主催の「国会農林海洋水産委員会」に漁民代表も参加させるよう訴えた。