東京第9、日本人講師招きセミナー
「すべての子供に確かな学力と豊かな人格を」と題した教育セミナーが11日、東京・杉並区の東京朝鮮第9初級学校で開かれ、同校の教員と父母、日本の教育関係者ら70余人が参加した。
家庭・学校・同胞社会が一体となって民族教育を発展させていくため、まず、教育とは何かを考えようと、同校のアボジ会とオモニ会が主催した。
セミナーでは、「見える学力、見えない学力」などの著者として知られる岸本裕史氏(教育士、学力コンサルタント)が講演し、最近の日本の学校教育の問題について触れながら、すべての子供にはそれぞれの個性と長所があると指摘。父母が慈しみと厳しさ、愛情と尊敬の心を忘れずに子供の長所に目を向けて長所を伸ばしてあげることが大切だ、などと語った。
また教育セミナーに続き、岸本講師と同校教員の懇談会も行われた。
同校アボジ会では、昨年4月の定例会で今期の目標を@毎年秋に開催されている同校バザーの成功A中野・杉並区からの助成金拡充B教育セミナー開催C校舎の補修作業――の4つを柱に、学校を支援する運動を展開することが合意された。今教育セミナーもその一環として企画された。