ラグビー府新人大会、大阪朝高が準優勝
大阪朝鮮高級学校ラグビー部が14日、東大阪市の花園ラグビー場第3グラウンドで行われた府新人大会決勝で関西創価高等学校と対戦。12−17で惜敗し、準優勝となった。
この日は、昨年の全国高校ラグビー府予選で決勝まで駒を進めた大阪朝高ラグビー部への期待の表れか、同部OBをはじめ、父母、学生ら500人を超える応援団が詰めかけた。
大阪朝高は、試合開始から28分で先制トライ。前半は5−0でリードを守った。
後半に入ると、創価は大阪朝高の一瞬の気の緩みを突いて反撃。開始1分で1トライを挙げて5−5となり試合は振り出しに戻った。
大阪朝高はその後、相手の反則から得たスクラムのチャンスをトライにつなげて再びリードを奪ったが、創価は20分と27分に2トライ1ゴールを挙げてついに逆転。結局、大阪朝高は1トライ差で惜敗した。
主将の邵基学選手(高2)は、「忍耐力と執念が欠けていたと思う。中学校からラグビーをやっている日本の高校生に比べれば、経験は劣るが、今後は相手の3倍練習して朝高生の意地を見せたい」と話す。
また応援席で、「勝利に向かって走って走れ」と書かれた大きな旗を振り最後まで声援をおくっていた金東周さん(46・東大阪市)は、「着実に水準は上っていると思う。全国大会出場まで、応援を続けたい」と語った。