ニュースフラッシュ
良心囚が獄中闘争委員会を発足/保安法撤廃などを主張
弁護士団体は全良心囚釈放要求
反米・反「政府」闘争を宣言/「韓総連」傘下の各組織
米軍が1月に140余回の空中スパイ
構造調整進める当局に抗議/「韓国労組」2000余人
中国大使館員と親善集会/党中央委員会国際部
2日発朝鮮中央通信によると、釜山や大田など南朝鮮各地の矯導所に囚われている良心囚が、各矯導所ごとに獄中闘争委員会を発足させた。同委員会は「南北統一を妨げる『国家保安法』を撤廃しよう」などのスローガンを掲げ、当局が良心囚に対して適用し続けている遵法誓約制度の受け入れを断固拒否すると宣言した。 (朝鮮通信)
南朝鮮の市民団体「民主社会のための弁護士の集い」は1月29日、声明を発表し、良心囚に対して思想転向制度と本質の変わらない遵法誓約制度を適用し続けている南当局を非難、全良心囚の即時無条件釈放を訴えた。
2日発朝鮮中央通信によると、「韓国大学総学生会連合」(「韓総連」)の第7期臨時執行部発足に伴い、南朝鮮各地の「韓総連」傘下組織が相次いで新体制を整えている。
光州全南地域大学総学生会連合(南総連)は第8期議長団を発足させ、チャン・セホ朝鮮大総学生会会長を第8期議長に選出した。南総連は宣言文を発表し、米国に追従して民族を核戦争の惨禍に巻き込もうとする現「政権」に反対すると述べ、反「政府」闘争への突入を宣言。駐南米軍を撤収させて自主・民主・統一を実現させるため、南総連は先頭でたたかうと強調した。また、ソウル地域大学総学生会連合(ソ総連)も第12期議長団を発足させ、リ・ソンフィ弘益大総学生会会長を第12期議長に選出した。 (朝鮮通信)
1月30日発朝鮮中央通信によると、米軍が1月に入り、各種の戦略・戦術偵察機を使って働いた共和国への空中スパイ行為が、計140余回に達した。
U2戦略偵察機2機が26日、最前線一帯から共和国側を偵察したのをはじめ、6、8、12、22日にも戦略偵察機2機が徳積島、華川、杆城の東側海上を偵察した。また、5〜13日の間に4度、日本の米軍基地を離陸したRC135戦略偵察機が軍事境界線一帯上空を飛行し、共和国側地域全般の撮影を行った。 (朝鮮通信)
「韓国労働組合総連盟」の傘下労組員2000余人は1月29日、ソウルの汝矣島公園で緊急集会を開き、南当局と財閥による一方的な構造調整の強行に強く抗議した。集会では、雇用保障対策が不十分なまま財閥間で事業交換が強行されることで、労働者の生存権が著しく脅かされていると述べ、構造調整の即時中断を求めるたたかいに臨むと宣言した。
一方、三星電子への吸収合併に抗議して23日からろう城闘争を行っている大宇電子の労働者1000余人は27日、ソウルの大宇本社前で抗議集会を開き、三星・大宇間の事業交換の白紙撤回を訴えた。また、現代電子に吸収されるLG半導体も28日、清州本社(忠清北道)と亀尾工場(慶尚北道)の従業員6000余人が汝矣島で抗議集会を開いた。
朝鮮労働党中央委員会国際部は、新年に際し1月28日、中国大使館員との親善集会を催した。集会には、池在龍、崔進守両副部長ら関係者が参加し、万永祥・駐朝中国大使と大使館員が招待された。(朝鮮通信)