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徐第1副議長、土井たか子党首と歓談/社民党本部を訪問


 総聯中央の徐萬述第1副議長は南昇祐国際局長とともに1月27日、東京・三宅坂の社会民主党本部を訪れ、土井たか子党首と歓談した。副党首の伊藤茂衆院議員と清水澄子参院議員、渕上貞雄幹事長、田英夫自治体教育生活委員長、深田肇組織労働農水委員長が同席した。

 徐第1副議長は、共和国では金正日総書記の指導のもと、経済建設と人民生活向上、祖国統一偉業と外交活動で新たな前進がもたらされており、在日同胞も新たな抱負と希望を胸に愛国事業にまい進していると述べた。

 そして、共和国の人工衛星打ち上げ以降、朝・日関係が深刻な状況に陥っているとしながら、日本社会党時代から朝・日両国民の友好親善と国交正常化のために先頭に立ってきた社民党が、今後も引き続き大きな力を傾けてくれるよう期待すると述べた。また同胞社会を取り巻く不穏な空気が今も続いているとしながら、在日同胞の民族教育権、生活権と企業権の擁護に惜しみない支援を望むと語った。さらに「参政権」立法化は、在日同胞の一致した意思ではないとし、総聯の立場と見解に理解を示し、慎重に対処するようにと述べた。

 土井党首は、社民党と朝鮮労働党間の伝統的な友党関係、信義は変わらないと指摘し、情勢が厳しい時ほど両党間の交流を深め、朝・日両国民が団結し力と心を合わせて新しい局面を開いて行こうと述べた。また今後も、日朝国交正常化の早期実現と朝鮮の平和統一、在日朝鮮人の民族権利擁護のため努力を傾けるとともに、「参政権」問題では在日朝鮮人の意見がまとまっていることが大切だと語った。