ア太委代表団、ソウルへ/現代グループと「統一バスケ」


 宋浩京・朝鮮アジア太平洋平和委員会(ア太委)副委員長を団長とするア太委バスケットボール代表団が21日、ソウルを訪問するため平壌を出発した。代表団は25日までソウルに滞在し、現代グループのチームと「統一バスケットボール競技」を行う。

 「統一バスケットボール競技」は、9月末の平壌についで2回目。前回は、鄭周永・現代グループ名誉会長と鄭夢憲・同会長が平壌を訪問し、金容淳・ア太委委員長と共に平壌バスケットボール館で行われた競技を観戦した。また、鄭名誉会長一行の平壌滞在期間に、ア太委と現代グループが普通江区域に新しく建設する平壌室内体育館着工式も行われた。

 今回、ソウルを訪問し、統一競技に出場するのは男子の「ウレ(雷)」チーム、女子の「フェオリ(竜巻)」チーム。「ウレ」には、身長235センチを誇り、97年にはNBA(全米プロバスケットボール協会)挑戦が話題になった李明勲も加わっている。

 李は、93年のアジア選手権で最優秀選手に選ばれる活躍を見せ頭角を現した。長身の選手は動きが鈍いという定説を覆す機敏な動きと高度なテクニックは、NBAからも高い評価を受けた。【平壌支局】