神奈川県商工会がHP開設/同胞のニーズに対応


 神奈川県商工会は11月17日、インターネットのホームページを新たに開設した。

 若い世代をはじめ、幅広い層の同胞たちとのコミュニケーションを可能にし、新しい形で組織の基盤強化を図れる点や、情報提供の新たなツールとして活用することで、同胞のニーズに素早く対応できるなど、ホームページの利点に着目。商工会の活動発展にインターネットは不可欠だと判断し、開設に至った。

 ホームページには、商工会の業務案内をはじめ、税金・保険・年金情報などが掲載。2000社まで掲載可能な「会員ホームページ一覧」では、会員の企業や店舗を紹介し、全国に向けた宣伝広告媒体としての役割を果たしている。「リンク集」からは、同胞企業や日本の各官公庁、朝鮮学校、総聯の各団体などのホームページにリンクできる。

 その他、税制改正や融資関係など、会員が知って得する内容を盛り込んだ「知得情報、商工会主催のセミナーや講演会、各種行事などを案内する「トピックス」などのコーナーなど、内容は盛りだくさんだ。

 将来的には、商工会とすべての会員をネットワークし、より合理的で実行性のある活動を展開していく予定だという。

 アドレス=http://www.k−shokoukai.com


商工連朝青ではパネルディスカッション

 「商工会と自分」をテーマに、現況と今後のビジョンを議論する、商工連朝青支部主催のパネルディスカッションが4日、東京・上野の朝鮮商工会館で催され、関東一体の若手職員ら70余人が参加した。

 商工人の企業経営サポーターとして働く同年代が語り合い、交流を深めることで、「次世代型商工会」をともに築いていこうという主旨で企画されたもの。参加者の意識調査をもとに6人のパネラーが発言。「やりがい」「職場環境」「資格取得」など身近な問題を取り上げ、商工人のニーズに応えられる人材とはどうあるべきかを議論した。