本のプレゼント


地と模様を超えるもの/趙治勲著 

 棋聖、名人のタイトルを併せ持ち日本囲碁界のトップを走る趙治勲が自己の囲碁観を存分に語った書。

 囲碁の世界で一般的に言われる「ふつうの手」「相場」という考え方を否定し、相手にひびく手を追求するという碁の根っこにある考え方、そして6歳で来日し木谷道場で修行の日々を送った幼少時代が囲碁観形成の原点になったことを興味深く綴っている。 国際棋戦と持ち時間、棋士論、長考の内容など囲碁の様々な問題についても歯切れよく語っており、囲碁愛好家には見逃せない1冊。

 定価=1500円(税別)。河出書房新社発行。東京都渋谷区千駄ケ谷2―32―2、TEL 03・3404・8611(編集)

 

ドラエもんの車いすの本/(財)共用品推進機構・編

 体の不自由な人の日常の不便さを知り、どのようにサポートし、共に生きるにはどうしたらいいのかを考える書。

 この本に登場する北斗くんや南まりちゃんが、少しだけヒントを与えてくれる。でも、答えは教えてくれない。

 北斗くんやまりちゃんと触れ合うなかで、見付かった方法が答え。

 写真絵本と、子供たちに人気のドラえもんと車いすにのった少女の触れ合いを描いたまんがなどで構成。

 子供から大人まで学べることがいっぱいだが、とくに小学生にお勧め。

 定価=1323円。小学館発行。東京都千代田区一ツ橋2―3―1、TEL 03・3230・5453


応募方法

 出版社の寄贈。「地と模様を超えるもの」3冊、「ドラえもんの車いすの本」5冊を、それぞれ抽選でプレゼント。はがきに希望書名、〒住所、氏名、年齢、職業、電話番号を記し、朝鮮新報日本語版「健康・趣味」担当宛(TEL 03・3260・5839、内線449)。10日必着。


当選者の発表

 抽選の結果、「骨董屋という仕事」の当選者は次の人たちと決まりました。

 広島・安芸郡の金吉雄さん、東京・小平市の朴純玉さん、東京・東久留米市の姜成子さん、大阪・天王寺区の金信昌さん、大阪・東成区の李徳貴さん。